バラ緩衝材を枕にしてみる

 先日、修理にだしていたパソコンを引き取ってきたら、箱に緩衝材がいっぱい入っていた。
 
 その中でも、この繭のようなものがおもしろい。
 
 白くて軽くて弾力があり、柔らかく、まるで蚕の繭か、あるいはマシュマロか麩菓子みたいだ。三袋はいっていたんだけど、合わせても100gないという軽さで、なんとなく発泡スチロールと紙の中間のような素材っぽい感じ。
 袋の説明書きを読んでみると、どうやら「バラ緩衝材」という名の品物らしい。青が「エコプラス・ユニ」、赤が「エコ・タッチ」、緑が「オカパック-F」という商品名のようで、それぞれ株式会社ユニバーサル通商、plusto、セーラー万年筆という会社が出している。セーラー万年筆って、こんなものも作っていたのか。
 どの袋にも、だいたい以下のようなことが書いてある。

  • 燃焼カロリーが低く、燃やしても有毒ガスが発生しません
  • バイオマス原料を主原料としています
  • 繊維クズが出ません
  • 耐湿性にすぐれ、四季を通じて安定した品質です
  • 燃えるゴミとして捨てられます
  • 食べられません

 なるほど、食えないのか(そりゃそうだ)。というか、この繭みたいなもの、なにか他の利用法はないだろうか? なにしろ、手元には枕にするぐらいあるんである。
 そうだ、枕にしてみよう。
 
 というわけで、洗濯用のネットに入れて、今宵の夜伽、もとい、枕にしてみます。
 
 ぜんぶ合わせても、体重計の針をピクリとも触れさせない軽さ。
 ちなみに自分は普段はわりと柔らかい枕が好きで、羽根の枕を愛用しています。ただいまの自室兼寝室の気温は26℃、湿度80%で、外は雨があがったばかりで非常に空気が湿っぽく、ベタベタしています。寝心地はあしたご報告するので、乞うご期待ー。

寝心地の感想(7月1日追記)

 正直、拍子抜けするほど普通です。ああ、こういう枕ってあるよなあ、みたいな。はじめは樹脂の擦れる音がキュッキュっとすることと、羽根枕好きの自分には少し硬くてボコボコする以外は、まったく普通です。下手なパイプ枕よりいいぐらいかも。引越しとかで、枕を出すのが大変だけどこの緩衝材はいっぱいあるよ! という人は、ぜひ枕にご利用くださいませー。かなりの使い勝手を保障できます。
 普通すぎて感想を単独で記事にしてもつまらないので、ここにさりげなく追記でごまかしてみる。