二胡でひけるかんたんな曲メモなど

 台湾に住んでたとき、友人に二胡という中国のバイオリンのような楽器がとてもうまい人がいて、自分も一台買ってみたのが下の写真左側のやつです。安いやつで、台北市内の楽器屋さんで一万台湾円弱(日本円で三万円弱)ぐらいでした。上海民族楽器というところの製品で、バイオリンでいうとスズキの入門用といった感じのやつ。

 いろいろ友人に教わって楽しくひいて遊び、日本にも持って帰ってきていたのですが、しばらく忙しくて放置していたのをまた出してみました。以下メモ。

  • 手持ちのバイオリンと見比べてみるに、弓はバイオリンのを流用できるんじゃないかと試してみたけら、しなりがなくて全然ダメだった。二胡の弓は竹でできているのでよくしなるようだ。松脂も然り。
  • でも、絃は二胡用のを買わなきゃだめっぽいので、中国か台湾へ行ったときに買いためてくるか、売ってるところを捜す。石橋楽器とか黒澤楽器で扱ってないか見てくる。
  • 二胡は音域が狭く、さらに自分レベルのへたくそだとせいぜい十度前後しかひけない……以下、かんたんな練習曲リスト:中山晋平の砂山、赤い河の谷間、埴生の宿、滝廉太郎隅田川、朧月夜、蘇州夜曲、みかんの花咲く丘、ウェルナーの野ばら、月の砂漠、など。このへんは音域が狭くてリズムもゆっくりなので、へたくそ二胡でも弾きやすかった。老弦と子弦の使用頻度のバランスもよさげ
  • 自分は手が極端にちいさいので、千斤の位置を限界まで低くするとやりやすい。手が小さいコンプレックスがある人にはいい楽器!
  • 二胡は胴にニシキヘビの皮が張ってあるので、国内外に移動させるときにはワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora)の輸出入証明書が必要らしい。台湾から日本に持ってかえってきたときには、楽器屋さんが買うときに「日本人? じゃあこれ出してあげるから、帰国するときには持っていくんだよー」と発行してくれた証明書で難なく通過できたけど、また海外に持ち出すときにもこの証明書が使えるのか調べる。
  • バイオリンと違って、座った状態でふとももに楽器を置いて演奏するから疲れなくていい! あと、ビブラートがバイオリンよりはかなり易しい。これはいいぞー。