2006年冬の北京の風景(写真集)

友人宅@北京下町(今はもうない)

  • 野球とは関係ないんですが、2006年に北京に出向いていたときの写真が古い携帯から出てきたので、再開発前の北京の風景の思い出にアップしておきます。(※一覧表示の際は、記事は折りたたんでおきます)
  • まずは観光写真的なやつからw

毛さん
天安門広場にはこういう赤い帽子のグループがたくさんいて何かと思ったら、地方の共産党の観光ツアーの人達らしい
天安門広場名物の自転車の群れは、市が規制したので存在しないそうです
紫禁城全景
北海公園。東京でいえば上野公園です。この池は大きな不忍池のような感じなんですが、冬はガチガチに凍っています
夜の天安門
天安門のお堀もバキバキに凍っています。たぶん歩いて渡れるw
万里の長城。自分は長城を実際に見るまで両方の壁に凹凸が刻んであると思い込んでいたので、凹凸(たぶん弓や銃を使う際に銃眼のように用いるんでしょう)があるのは国の外側に面した壁だけで、当たり前ですが国の内側に面した壁は平らなんだと気づいてちょっと感動したw
隣国と陸続きの国はどこもいろいろ大変だなって実感しました><
長城にはクマが飼ってありましたw日本と同じツキノワグマですね?
これいつの時代の写本なんでしょう@軍事博物館
たぶん郭沫若故居の郭沫若

  • 観光名所のつぎは、下町の写真です。自分が出張していた僅か一ヶ月の間にもどんどん古い街並みが壊されて新しいものに建て替えられていたので、もう今はこういう街並みはないのかもしれません。時代はどんどん移り変わりますね。

北京の普通の家。日本のように各家の建物がじかに通りに面しているのではなく、基本的に街は区画ごとにグルっと壁で覆われていて、こういった門から壁の中にある家に入る街並みです。戦争のときには、壁の中に近所じゅうで立てこもれるようになっているんですね。
門を入ると、中はこうなっています。日本のように門の中に一軒の家があるのではなく、ひとつの敷地内に門を共用している幾つかの家があって、真ん中に共用の中庭がある構造です。ごく普通の北京のド真ん中の下町には、こういう伝統的な家がいくらでもありました。
外壁はこんな感じ。北京は降水量が少なく、非常に乾燥しています。
ひとつひとつの門は道に面しています。こんな感じの路地がいっぱいあります
これはやや近代的な家
古い家。これが玄関で、ここから通路を通って中の家に入ります。
北京の冬は乾燥している上に、普通の人はみんな練炭を暖房や燃料に使うので、街中がものすごい煙いです(あと街を工事しまくってる土煙もすごい)><w自分はこの埃で呼吸器を壊して全く治らず酷くなるばかりで死にかけたために、志願しての北京行きだったにも関わらず二ヶ月の予定が一ヶ月で日本へ送り返される嵌目となりましたごめんなさい(;∀;)でももう練炭は急速に使われなくなっているとか。
中国の人は干し柿を作る際に、日本のように吊るさずに窓枠などに直に置いて製作しますw
ここでも干し柿製作中。寒いせいか、ものすごい甘いです!
練炭倉庫w北京の冬は超寒いですから、大量の練炭の備蓄が必要です。
燃料に薪を使っている家もまだあります(材木でなし)
子供の落書きwかわいいw
路地でなく大通りに面した街並みは、このようにガチガチの大きな壁で区画ごと覆われています。少々の火や紛争には耐えるでしょう。
ここも門の中は家になっています。紛争があったら門を閉じてしまえばいいという訳ですね。
これは「おまる」です! 中国の伝統的な習慣で、家の外(離れ)にあるトイレへ夜は出て行くのが寒いので、寝室におまるを置いておいて朝になったら汲み取り業者さんに片付けてもらったり、自分で下水へ流したりするらしいです。文献で読んだことはあったのですが、実物を見かけたときには感激しましたw。でも下水と家の中のトイレが普及するに従って、こういう習慣もどんどん廃れています。
これは生卵ではなく、茹で卵を売っているところですw中国の人はおやつに茹で卵が大好き!
八百屋さん
乾物屋さん?
ヒマワリの種を量り売り! 中国の人はこれをまるでブドウを食べるがごとくに、器用に歯で剥いて食べられます。自分は最後までできませんでした><w
魚屋さん。北京は海から遠いので、魚は新鮮ではありません。
街改修しまくり中
碁を打つおじさん
鳥を飼うのは中国文化の粋ですね!
市内のあらゆるところに近代的な水洗の公衆便所が作られてはじめていました。ほとんどは無料です。
普通の家の門に帰去来の辞がw
中国の普通のおじさん達の凧揚げの上手さは異常
干物製作中。たぶんスープの出汁用?
狭い路地を有効利用した干物製作w
病院。電線の鉄条網は、不法侵入防止というよりは電線盗難防止のためらしい
そういや宿舎に、自分の部屋じゃないんですがドロボーが入ったことがありました><一瞬で捕まったので良かったです><
ただ別に治安が悪いということはなくて、夜も東京と同じ程度に気をつけていればこのように普通に女性だけで街を歩けます(写真は友人)。普通の中国の人は超親切!
北京最大の本屋さん。漢文屋の自分にとっては超天国でしたw
北京犬。かわいいだけでなく、ちゃんと門の番犬をしています。

  • 面白いものはたくさんあったのに意外と写真が少なかったので、もっと撮影しておけば良かったです><北京は当時既に2008年開催のオリンピックのために街をものすごい勢いでの大改修中で、毎日のように風景が変わっていて、親に話で聞く昭和30年代の東京もたぶんこんな勢いで改修してたのかな〜と思いました。古い風景が失われるのは淋しいですが、新しい時代になるとともに生活の方法も変わりますから、新しい街並みになることも悪いことではありませんね。この写真のような古い風景もかつては新しい街並みだったころがあるのでしょうし、いま最新の街並みを建設しても、それもいずれはまた古い伝統的なものだと言われる日がくるでしょう。今は街並みがどんなになっているのか楽しみですね! 機会があったら、北京にもう一度行ってみたいです。