古木克明がTAJIRIサンの下で総合格闘技に転身するらしいって!!

こないだ神宮でトライアウトを終えた古木。どこからも野球の連絡はなかったのかな……

  • 02年シーズン終盤から03年にかけ、いろいろな意味で大活躍をして自分のみならず多くの横浜ファンに強烈な印象を与えたかつてのベイスターズの人気者古木ですが、来季からは総合格闘技に転身するそうです。

ハッスルが分裂 新団体設立へ

 04年1月4日にさいたまスーパーアリーナで旗揚げされ、「ファイティング・オペラ」をテーマにさまざまな話題を提供してきた「ハッスル」が分裂・消滅の危機を迎えた。  ハッスル最高顧問であったクォンタムジャンプジャパン株式会社・酒井正和代表が8日、都内のホテルで緊急会見を行い、最高顧問辞任と新団体「スマッシュ」の旗揚げを発表。イベント統括マネージャーに島田裕二、プロレス部門プロデューサーにTAJIRI、格闘技部門プロデューサーに小路晃、所属選手に大原はじめ、KG改め朱里を迎え、来年3月26日に新宿FACEで旗揚げ興行を行うことになった。
 当初、酒井氏はハッスルエンターテインメント山口日昇社長とともに新体制を確立し、12.25「ハッスル・マニア」(東京・両国国技館)から再スタートを切る予定であったが「ハッスルが抱える選手や業者への未払いなどといった諸問題や、目指すプロレス像に乖離(かいり)があった」ことから、ハッスルとの関係を解消。新たに「世界に通用する選手育成を目指したコンテンツ」として新団体スマッシュを設立することになった。
 スマッシュはプロレス、総合格闘技、キックボクシングの3部門を柱とし、新宿を拠点に「地域密着型」の興行を展開。プロレスは3.26新宿FACEでの旗揚げ戦を皮切りに月1回、総合は4月か5月に同会場で旗揚げし、年3、4回を目標に定期的に興行を行っていく予定だ。
 すでにスマッシュ所属となった選手たちは「レフェリーや後輩を育成すべく裏方業務も頑張りたい」(島田)、「スマッシュをやりたいことをやる実験の場にしたい」(TAJIRI)、「強い選手を育てて業界を盛り上げたい」(小路)、「世界に通用する選手を目指して大原はじめというブランドを高めたい」(大原)、「プロレス、総合で業界の頂点に立ちたい」(朱里)と新天地に向けそれぞれ意気込み十分。「破壊的ヒットを飛ばす」という思いを込めて名づけられたスマッシュのリングでの活躍を誓った。
 なお、ハッスルの今後については現時点では発表はなし。とはいえ、最高顧問が辞任し、主要選手・スタッフが大量にスマッシュに移籍したことから現状での団体存続は難しく、12.25「ハッスル・マニア」の開催、そして今後の活動は極めて困難な状況となった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/headlines/20091208-00000014-spnavi-fight.html

オリックス古木が総合格闘技へ転向

 元ハッスル最高顧問であったクォンタムジャンプジャパン株式会社・酒井正和代表が設立した新団体「スマッシュ」に横浜ベイスターズの4番バッターであった古木克明が入団。来年4月か5月に新宿FACEで旗揚げされるスマッシュの総合格闘技部門「スマッシュ・ファイトクラブ」(仮称)での総合格闘家デビューを目指すことになった。
 古木は80年11月10日生まれの29歳で、183センチ、90キロという恵まれた体格に加え、イケメンという超逸材。三重県松阪市出身で、豊田大谷高校卒業後、99年に横浜ベイスターズにドラフト1位で入団。08年からはオリックス・バファローズに2年間在籍した。
 2度のトライアウトで結果を出せずにいたところを酒井氏から熱烈なラブコールを受け、「以前から格闘技に興味があったし、世界を目指してやっていきたい」と格闘家転向を決意したという。
 すでにスマッシュ格闘技部門プロデューサーの小路晃の指導の元、昨日からトレーニングを始めており、小路は「ポテンシャルが高いし、左のパンチが強い。この左のパンチを彼のオリジナルパンチにしていきたい」と大絶賛。かつてプロ野球の元投手からプロレス界の頂点に上り詰めた故ジャイアント馬場さんのようなトップファイターを目指すべく、かつての背番号「33」の入ったTシャツを着て溢れる闘志をアピールした。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/headlines/20091208-00000015-spnavi-fight.html
  • という訳で、うーん経営どうこうはさておき、自分はTAJIRIファンなので新団体とやらにはとりあえず期待してしまいますw新団体は真面目な格闘技興行を目指すようなので、まずは良かったですね! 古木は丈夫で運動神経抜群ですし、二枚目であることもプロレス系のショーには大きな利点ですからw、活躍が楽しみですね。古木は目玉選手の一人になりますから、島田や小路晃や田尻にしっかり育ててもらって、立派な人気格闘家になって欲しいです!
  • ……とはいうものの、もちろん古木の転身はそれはそれでめでたいことですが、横浜ファンの自分としては一抹の淋しさや勿体無さを感じずにはいられません。古木の思い出はこれまでに何度も記事にしたので改めては書きませんが、G河原から3ランを打った頃の古木のプロ野球選手としての輝きは間違いなく本物で、村田と共に左右で横浜の主軸を担うことを誰もが確信したのがほんの数年前であったことを考えると、古木が横浜の選手として大成できなかったことは非常に惜しく、無念に思われます。
  • ですが、プロ野球での結果は素質や努力以外にも実に様々な要素が上手く絡みあうことが必要なので、それらが噛み合わずに失敗することもまたその常であることは仕方がないですね。
  • 例えば先日読売からオリックスへ移籍した木佐貫ですが、彼はブルペンだけを見学していると、間違いなく今の読売で最も優れた、それどころかセリーグでもこんなにいいPはいったい何人いるだろうか、というような素晴らしい球をいつも投げていました。しかし木佐貫は様々な要素をうまく絡み合わせることができなかったためにブルペン通りの結果を残すことができず、逆にブルペンだけならばどう見ても木佐貫よりも優れていない投球をしていたPが(もちろんプロ野球の投手ですから皆優れているのですが、木佐貫ブルペンよりは優れていないということです)、試合になると木佐貫よりも立派な成績を残したりもします。
  • 当然のことですが、根本的なプレー技術における才能やその研鑽はもちろんのこと、それだけではなくチームプレーの調和やデータや戦略や戦術、身体の調子や環境や気迫やその他様々な偶然や必然の要素がうまく絡みあったときにだけ、素晴らしいプロ野球選手は出現するんですね。ですから、その困難な要素を見事にすべて掴んで立派な成績を獲得した稀少な選手をこそ讃えるべきであっても、それができなかった大勢の選手を責めるべきではありませんね。古木もまたやるだけのことはやって、ただプロ野球では何かが掴めなかったのでしょう。
  • 古木は20日に神戸である55年会のチャリティーマッチに出場するそうですが、阪神下柳が毎年大晦日の桜庭の試合にセコンドで出てくるのの逆で、オフにはリング外でこんな風に「野球のうまい格闘家」としてファンを喜ばせる草野球を続けてもいいですしね。新しい仕事で今度はばっちり活躍して、自分をはじめとする格闘技ファンを楽しませてくれることを願います!
  • 夕飯は、南洋のメカジキのミラノ風カツレツ/鹿児島のゴボウと千葉のニンジンのキンピラ/北海道のおぼろ昆布の味噌汁/千葉のコマツナ酢醤油和え/雑穀飯。メカジキは脂が少ないので、チーズとバターで濃厚に衣をかけて揚げ焼きして最後に飾り塩をふったミラノ風カツはぴったりですね!