【交流戦物語2009】最強ホークスに悉く壊滅させられてきたセリーグ軍。そこへ最後の希望の星が……！？

ボス（セリーグマン）：「ふふふ、交流戦か。去年は鷹に交流戦優勝を奪われたが、今季の鷹はここまで不調のようだな。まずは威勢のいい鉄砲玉で脅してやるとするか。行け阪神！」
阪神：「イエッサー！　幾多のセリーグ投手を陥落させた最強金本爆弾をもってすれば、鷹などイチコロや！　思い知れアニキの味！！」
阪神：「あかん、意外と手強い。接戦でひとつは引き分け、ひとつは負けや。エースの下柳が通用せんとは、カーネル・サンダースの呪いや！」（5/19:阪1-1ソ　5/20:●阪2-3ソ○）
セリーグマン：「なんだ口ほどにもない。よし、次は骨のあるやつをやるか。広島、どうだ？」
広島：「ワシらに任せておけ、スクワットで日頃鍛えた猛鯉魂で叩きのめしてくるけえの！！」
広島：「ダメじゃ歯が立たん。エースのルイスで攻めたが、向こうは強い上に憂いを秘めた雰囲気と男の細腰がたまらないと評判のイケメンエース和田じゃった」（5/22:●広3-6ソ○　5/23:●広4-5ソ○）
セリーグマン：「なんと不甲斐ない、男は顔ではないぞ。だが今度は手強いだろう、投打に若き精鋭を揃えた絶好調のヤクルトだ！！」
ヤクルト：「新ユニのロゴのツバメが、鷹や鷲など裸足で逃げ出すほど強そうと評判のヤクルトです！　任しといてくんな、鷹なぞ神宮のシミにしてやるぜ！！」
ヤクルト：「いけねえ連敗した。エースの石川をぶつけても跳ね返されるとは……相川のせいに違いない」（5/24:○ソ8-5ヤ●　5/25:○ソ3-2ヤ●）
セリーグマン：「まったくどいつもこいつも。仕方がない、あいつを出すか……セリーグ最強のオールスターチームこと読売、頼んだぞ！！」
読売：「フッフッフ、割り箸を握り締めた男こと僕の出番ですか。ケツアゴかどうかは忘れたので適当です。僕のような紳士はあまり手荒なマネをしたくはないのですが、止むを得ませんね」
読売：「くっ、この僕がやられるとは……しかもエースのグライシンガーを投入して。でもひとつは勝ったのでいいとしましょう、フッさすがの実力ですね」（5/27:○ソ5-3読●　5/28:●ソ2-8読○）
セリーグマン：「やっと1勝か！　だがさすがは読売、よくやった。ここで畳み掛けるとするか、こんなときには投手王国の出番だな」
中日：「よくぞ呼んでくれた。不調不調と言われようとも、名古屋では雨の後に湧いて出ると噂の強者揃いのPと内野の堅さは不動だぎゃ！」
中日：「負けた済まないみゃ。得意のグダグダに持ち込もうにも、相手が悪かった……」（5/30:●中5-9ソ○　5/31:●中4-5ソ○）
セリーグマン：「ううむ、これでは手がないではないか。このまま我がセリーグは鷹の餌食になり、昨年にもまして美味しく平らげられてしまうのか？　もう後に残る者はいないのか！？」
セリーグマン：「！」
横浜：「……」
セリーグマン：「ダメだ横浜、おまえのかなう相手ではない。我が軍がことごとく壊滅させられ、精鋭5部隊が総掛かりで各2試合ずつの10試合を戦ったにも関わらず、ここまでに挙げた戦果はわずかに読売の1勝だけなのだぞ。おまえが竹槍をふりかざして、いったい何ができるというのだ？　相手には復帰直後で無敵状態の多村将軍までもがいる。去年はバッテリー弾をも喰らって4連敗した相手であろう！？」
横浜：「……！」
セリーグマン：「……横浜、おまえはか弱いダメ星だ……しかし時に見せる打線のきらめき、先発救援が一丸となる投手陣の結束力、そして相手に珍プレーを伝染させる謎のオモシロ野球パワーなどをもってすれば、うまくすると勝ち目はあるかもしれない。おまえが最後の希望の星になるかならぬか、行ってみるか！？」
横浜：「！！」