イケてる大洋ユニはナウでヤングなリトルリーガーにバカウケ!
このユニの話です(タイトルはちょっと言ってみたかっただけだw)
- しょっちゅう書いている気がするが、自分は旧横浜大洋の紺色のユニフォームが好きだ。もっともそれは自分だけではなかったようで、当時あのユニはアマチュア野球、特に学校や会社の野球部ではないリトルリーグや草野球チームのユニフォームとして絶大な人気があったと記憶しえています。自分が所属していたリトルリーグもあのデザインだったし、休日に草野球をしている少年やオッサンのチームは、敵も味方も大洋風で区別がつかん! ということがよくあったw
- 強そうなユニならば読売風や西武風の意匠に人気が出そうなものだが、なぜ「大洋とロッテには行きたくありません by小学生古木」とまでに弱そうな横浜大洋のユニが人気だったんだろうと理由を考えてみるに、まずは普通にかっこいいだと思うw。襟・袖口・パンツに最低限のラインが入っただけの洗練されたデザインはプレーの邪魔をせずかつ見やすいし、シンプルな濃紺はホームの白地にくっきりと映え、ビジターのネイビーブルーに白いラインは水兵のようで、港町横浜らしく洒落ていて爽やかだ。色とりどりの凝ったものではないので、アマ用に頼むならば値段も安いw。それに、華麗なプレーすればそれを粋に引き立て、へぼいプレーをしてもそれを目立たせず、若い選手は溌剌と、ベテラン選手は大物に、痩せすぎの選手はがっちり逞しく、太った選手はきりっと締まって見せと、あのユニはどんな選手にも似合う便利なデザインなのだw。
- しかし紺ユニが廃されてからもう15年以上にもなるので、最近はユニの人気も推移しているかもしれない。それに自分は神奈川以外に住んだことがないので、上の意見はごく局地的な視点で、もしかしたら大阪では阪神風のユニが全盛だったりするのかも?
- そこで、各地のリトルリーグのユニのデザインを調べてみました。ある程度のチーム数がある地域のうちで、半数以上のチームが写真つきウェブサイトを公開していた神奈川/大阪・兵庫/愛知/埼玉、それにプロ野球チームがない場所ということで新潟・茨城のリトルのユニを、片っ端からチェックする方式です。
- 紺色が基調のユニはたくさんあったので、その中でも「大洋っぽいユニ」と「大洋っぽくない紺色のユニ」を区別するために、一目で大洋だ! と分かる紺色と白で袖口・襟に一本の太いライン、パンツにも細いラインが入ったものが「大洋風ユニ」、そうではない(たとえばベタな紺色だけ)のものは「大洋っぽくない普通の紺系ユニ」と分けました。
- また意外と多かったのが、下図のような「ほぼ大洋なんだけど、チーム名やアンダーシャツなどの差し色が赤」というユニです。
- これは、アンダーシャツが半袖襟なしの暑い日はほぼ大洋ユニじゃん! ということで、「準大洋風ユニ」という区分にしましたw。
リトルリーグのユニの大まかなデザイン分布
神奈川 | 大阪・兵庫 | 愛知 | 埼玉 | 新潟・茨城 | |
---|---|---|---|---|---|
大洋風 | 2 | 3 | 2 | 2 | 1 |
準大洋風 | 4 | 4 | 1 | 2 | 1 |
その他紺系 | 3 | 3 | 2 | 4 | 2 |
赤系 | 3 ※1 | 4 | 3 | 6 ※1 | 3 |
青系 | 0 | 3 ※2 | 1 ※3 | 2 ※2 | 0 |
緑系 | 2 | 3 | 1 | 1 | 0 |
黒系 | 1 ※4 | 9 ※5 | 3 | 1 | 1 |
黄系 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
オレンジ系 | 1 ※6 | 1 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 17 | 31 | 13 | 18 | 8 |
大洋率 | 35% | 22% | 23% | 22% | 25% |
- と、こんな結果になりました(ちなみに繰り返しますが、上記のチームはサイトが見つかったチームだけなので、各地区にそれぞれこの半数から同数以上ぐらいずつ、サイトがないかまたはあっても写真がないのでこの表には含まれていないチームがあります)。
- これは、なかなか驚くべき数字ではないだろうかw。全体に紺色を基調としたユニが最も人気のようなので、その流れで大洋風ユニも多いのかもしれないが、それにしても全体のおおよそ二割、神奈川県下に至っては三割を超えるチームが「大洋っぽいデザインのユニ」を採用している。あのユニは、今でも人気があるいいユニだったことがなんとなく分かって嬉しいw。
- ほかにもいろいろと面白いことが分かりました。例えば赤系ユニを採用しているチームのうちで、※1にはそれぞれ1チームずつ、ストライプではない旧広島風ユニのところがあった。赤白ユニは広島風のものがもっと多いかと思ったが、人気があるのは赤に紺を組み合わせたもののようで、赤白のチームも意外とライン使いなどの細かいところでオリジナリティが溢れているデザインのところか、または非常にシンプルなもののところがほとんどだった。
- 笑えたのは※2の青系ユニに、そのまま旧ベイスターズのビジユニなチームがそれぞれ1チームずつあったことだw。あの青いユニはきれいで、自分も好きだw。
- そしてさすがというべきか、愛知の青系チーム(※3)はそのまま現行中日ユニだった。やっぱり地元力!
- もっとさすがなのは大阪・兵庫で、突出して多い※5の黒系ユニのうちの4チームは、旧阪神風のタテジマユニだった(ちなみに他の地域では、阪神風タテジマユニは0)w。リトルや学生野球ではストライプのユニは受け入れられないことが多いと思っていたが、なんという虎パワー! でも、現行の黄色を用いたものはなかったw。残りの黒系チームは、シンプルな白地にチーム名・キャップ・アンダーシャツ・ストッキングが黒というザ・高校野球的なもので、やっぱり関西は高校野球が盛んな地域だけある。
- あとは※4がほとんど読売、※6がほとんど旧ダイエーだったのと、神奈川は横浜高校風の縞のストッキングを採用しているチームが他よりも多かったのが印象に残りました。
- こんなわけで、大洋風ユニは神奈川ではかなり、他の地域でも割と人気があることや、意外と読売や西武風の常勝プロ球団っぽいユニは広まっていないこと、大阪・兵庫の野球少年(の親御さんかw)は虎パワーに満ちていることなどが分かりましたw。やっぱり紺ユニはいいユニなんじゃん! 横浜球団には、サマユニとかの限定でいいので是非あの紺ユニを復活させて欲しいです。
- 夕飯は、千葉のタマネギとニンジン・岩手の豚肉・雑穀飯のカレーライス/千葉のホウレンソウの白和え/新潟のナメコ・豆腐・油揚げの味噌汁。期限が切れかけの豆腐があるのを忘れてたので、あせって使い切る式メニューで><。花粉症の薬を三日飲んでたら、ちょっとマシになったような気がしてきた! 明日は雨らしいから、もっと楽っぽいぞヒャッホー!!