やはり野におけ野球場


 空がきれいだなあ。何故こんなに雲がきれいな段々になるんだろう?
 今夜は佐々岡の引退試合だけど、広島も晴れてるのかな。前もどっかに書いたけど、自分は佐々岡ファンなんだw。
 ナイターも大好きだけど、こんな空の下で野球が見られたら、さぞ気持ちがいいだろうなー。屋根なし球場で雨天中止が多いからいつもプレーオフの裏とかで消化試合してるベイだけど、やっぱり野球は野にあれと思う。
 梅雨の日の佐々岡inハマスタ
 佐々岡を最後に生で見たのは梅雨のハマスタで、先発した佐々岡は土砂降りのなかで往年の球威はなく、仁志や古木にぽこぽこと本塁打を飛ばされて降板していた。それからすぐに佐々岡は巨人戦でも同じように打たれまくってファーム落ちして、調子があがらないままこないだ引退を発表したんだけど、あの雨の試合の弱い佐々岡の姿は、かつて100勝100セーブを取っていった重戦車のような佐々岡の姿とともに、一生忘れないと思う。
 大勝して嬉しいはずなのに、雨に濡れてわからないからと何故かライトスタンドで泣いてしまう試合だった。あのとき、自分は佐々岡が予想以上に好きだったんだなあと思った。大洋のころから長い間試合してくれてありがとう、佐々岡。佐々岡は、土ぼこりや土砂降りの雨の中でも意にせず投げる姿がかっこいい、屋外球場の似合う投手だったと思うんだぜ。

村田打っちゃった(試合後追記)

2007/10/06-21:40 村田36号、涙の単独トップ=プロ野球・横浜

 横浜の村田が36号ソロを放ち、本塁打王争いの単独トップに立った。9回二死走者なし。マウンドには今季で引退する広島の佐々岡。5球目の137キロの高めの直球を左中間にたたきこんだ。村田は本塁を踏むと、うつむき加減にヘルメットのつばに手をやった。
 引退試合の投手から本塁打を放つのは、なかなかお目にかかれる光景ではない。大矢監督は「打った本人も複雑だったでしょう。泣いていたからね」とねぎらった。村田は「いい経験をさせてもらった」。試合後、引退セレモニーで客席にサインボールを投げ入れていた佐々岡と出くわした。「真剣勝負で打たれて、気持ち良かった」と声を掛けられると、村田はさらに目を赤くした。(了)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2007100600362

横浜・村田、涙の単独トップ36号 引退の佐々岡から放つ

 セ・リーグ(広島10−1横浜、最終戦、横浜15勝9敗、広島) 本塁打を打った横浜の村田は泣いていた。リーグ単独トップに立つ36号ソロ。初の本塁打王のタイトルを引き寄せながらも、泣いていた。
 九回二死での打席だった。この日が引退試合の広島・佐々岡がマウンドに上がった。カウント1−3からの5球目、高めの直球を左翼席へ。うつむき気味にベンチへ引き上げた村田の目には、涙がにじんでいた。「辛かった。打って辛いと感じる本塁打は、今日が初めてです」
 試合後、ファンへあいさつする佐々岡とすれ違った。「すみませんでした」と頭を下げた村田に対し、佐々岡は「打たれて吹っ切れたよ。気持ち良かった」と笑顔で応えた。
 胸が痛んでも、最後まで真剣勝負を貫いた。「良い経験になりました」。26歳のスラッガーは、生涯この本塁打を忘れない。
http://www.sanspo.com/sokuho/071006/sokuho064.html

 佐々岡ごめんー! でも、横浜ファンだから我儘にそう思うだけかもしれないけど、三ボールから四球目もボールだったのが四球や見逃し、凡打になるよりも、我々の大切な生え抜きの四番打者が初のHRタイトル記念球を打って佐々岡の最後を送れたことが、佐々岡への感謝と敬意を表せたようで嬉しく思える。ベイファンの勝手な思い方かもしんないけど。
 佐々岡、カープファンのみなさんごめん。でもありがとう。ただの引退試合やタイトル試合よりも、すごく印象に残る一球になったと思う。最後に佐々岡の男気を見ることになってしまってごめん。申し訳ない。でも、佐々岡が最後にまた好きになった。よその選手のなかでも、佐々岡のことは一生忘れないと思う。村田も大好きだ、なんていい選手になったんだろう! 村田と新井を主砲にした横浜対広島優勝争いのベイドリームがそこに。

そして引退試合の翌日もリリーフ登板する佐々岡(追記)

 ハマスタから帰ってきてスポニュー見たら、ガイエルの35号ランニングHRに愕然とするとともに、古田の引退試合で古田相手に今日も投げている佐々岡に大爆笑。園川さんかよ! やっぱ佐々岡っていい奴だw。お疲れ様です、佐々岡、古田。