版元切れの平凡社東洋文庫がeBookの電子書籍で全巻読めるよ!


 古典・漢籍好きな者にはありがたい平凡社東洋文庫ですが、版元切れが多く、図書館や神田をうろちょろしてもなかなか見つからないのでしょんぼり。でも、eBook Japanの東洋文庫シリーズ(http://www.ebookjapan.jp/shop/genre.asp?genreid=10002)に全巻揃ってるっつーことが判明! ただし現物の本を買えるわけではなくて、pdfみたいになっているデータを買って、アクロバットリーダーみたいな読書用ソフトを使ってパソコンで読むものらしい。電子書籍ってやつですね。PC画面で本を読むのは初めてだけど、試用版を使ってみたらなかなか便利なので、さっそく長年読みたかった『四民月令』を買ってみたよ! このシステムのいいところは、本の中身がものすごく手軽に手に入ること、一度電子書籍の本屋さんに納品された本は永遠に品切れしないこと、本が部屋の中で場所をとったあげくに棚から落ちてきて、カドが素足の甲に激突して「ギャー」という羽目に陥らないこととか。不便なところは、買うときにブラウザがIEしか対応していないこと、自分のパソコン上以外では読めないこと、印刷ができないのでメモを書き込んだりできないこととかかなぁ。やっぱりどこにでも持ち歩けて電車や風呂でも読めて、線をひいたり折り曲げたり枕にしたり(するなよ)もできる実物の本にはかなわないよね、という感じです。でも価格は実物の本の定価の半額ぐらいだし、ちゃんと挿絵もみられるので、これはこれでなかなかおもしろい仕組みだと思いました。