うほっ、いい賽馬!

 http://syulan.sakura.ne.jp/msc/horse_racing.mp3
 二胡の『賽馬』という有名な曲の、出どころ不明のmp3ファイル。素人の録音っぽいんだけど、すごく上手で最後の馬がかわいい! ちゃんとヒヒーンって嘶いている。すごいなー。賽馬というのは中国語で競馬のことで、そういえば自分は競馬をみにいったことがないので、一度行ってみたいような気がしてきた。大井競馬場とかいつも通るからそのたびに行ってみようかなぁと思うんだけど、馬が大きくて怖いというものすごいチキンぶりを発揮して結局入ったことがない。牛とか象とかほかの動物はいくら大きくてもべつに怖くないんだけど、馬だけはなんでかちょっと怖いよ。でも馬刺しはうまい。
 そういえば、バイオリンとか二胡とかの弓は馬のしっぽの毛でできている。楽器に弦を使うのは、もともとは狩猟につかう弓矢で音を出して遊んでいたのがそもそもの由来なんだそうで、バイオリンのような擦弦楽器もギターのような撥弦楽器もピアノのような鍵盤楽器でも、弦を使う楽器のご先祖はすべて弓矢に辿りつくらしい。それで、日本を含めたアジア、ヨーロッパ、アフリカには交易をつうじて弦楽器が広まったので民族楽器に弦楽器があるんだけど、南北アメリカ大陸には14世紀ぐらいまで交易がなくて弓矢もなかったので、弦楽器もそうとう後の時代になるまで存在しなかったらしい。というと、人が歌う以外には管楽器や打楽器しかなかったんだな。管楽器や打楽器は誰でも思いつくけど、弦楽器は意外と盲点だった、ということ自体がかなり意外。丈夫な紐を張ってびよよーんとすると音が出るってのは、なかなか気づきづらいことなんだろうか。