【続・交流戦物語2010】史上稀な苦戦を強いられるセリーグ軍。そこへ現れたのは、優勝を確実にした最強のあの男……!!

  • ボス(セリーグマン):「広島、よくやったではないか! ここまで我が軍が8連敗してきたマリンスタジアムでの試合に1勝1分の戦果を挙げ、我々を苦しめてきたマリンのくさい便所に遂に打ち勝ったとは!!」
  • 広島:「フフフ、わしらはヤワな紳士とは違いますけえの……」
  • 読売:「おっと広島君、セリーグ軍で一人だけ交流戦Aクラスに食い込んでいる僕にそんな口を聞かないで欲しいものですねえ」(※6月11日現在)
順位 チーム 試合 勝数 敗数 引分 勝率 得点 失点 本塁打 盗塁 打率 防御率
西  武 22 14 8 0 .636 91 81 23 12 .262 3.46
オリックス 22 14 8 0 .636 131 97 24 2 .296 3.97
楽  天 22 13 8 1 .619 98 76 26 8 .270 3.12
ロッテ 22 12 9 1 .571 133 83 30 15 .282 3.49
ソフトバンク 21 11 9 1 .550 92 86 17 24 .266 3.89
巨  人 22 12 10 0 .545 90 102 41 14 .245 4.24
日本ハム 19 9 9 1 .500 82 64 14 13 .276 2.64
阪  神 22 10 11 1 .476 90 92 20 13 .263 3.82
中  日 21 10 11 0 .476 74 92 16 15 .263 3.90
10 広  島 22 8 12 2 .400 93 122 12 23 .258 5.17
11 ヤクルト 20 6 13 1 .316 76 105 15 11 .239 4.59
12 横  浜 21 5 16 0 .238 64 114 10 11 .241 5.07
  • ボス(セリーグマン):「ばかもの、ギリギリ6位でなにが交流戦Aクラスだ! それにしても今季のセリーグ軍は弱い、弱すぎる。一体どうしてこうなったのだ……ハッ、あの影はまさかお前か!?」
  • パリーグマン:「──お前などと軽々しく呼ばないで欲しいものだがね……」
  • ボス(セリーグマン):「や、やはりパリーグマン!!」
  • パリーグマン:「フッフッフ……そうとも、肩のボールがデザイン的に苦しすぎると評判のパリーグマンだ。さあセリーグマン、我がパリーグ軍の誇るイケメンエースらの足元にひれ伏せ! 杉内のスパイクにキスし、岩隈のロージンにむせ、成瀬のスラパンを洗い、金子のグラブを頭に乗せ、ダルビッシュiPhoneを磨き、涌井のバットに叩きのめされろ!!」
  • 横浜:「ええと、和田と田中と渡辺と山本と武田と岸じゃダメですか?」
  • パリーグマン:「なんだこの黄色いのは?」
  • ボス(セリーグマン):「き、気にしないでくれ……さあ横浜、お前はむこうで涌井に打撃でも教わってきなさい……むむむ、久しぶりだなパリーグマン。今季はお前に完敗だ……だが我々もこのままタダで負ける訳にはいかん、最後まで交流戦優勝争いをもつれさせてくれるわ! いずれまた会おう!!」(ダッ)
  • パリーグマン:「さらばだセリーグマン、せいぜい今季の残りを面白くして貰うのを楽しみにしているぞ。だが、我が軍でも抜群の戦力を誇る常勝球団西武と好調オリックス楽天相手に、明日から立ち向かってくるのはどのチームなんだ? セリーグなどのことはよく知らんわハハハ! どれ、プロ野球ニュースでも見て勉強しよう」
  • 笘篠賢治プロ野球ニュース):「……交流戦の優勝争いは西武とオリックスの2チームにほぼ絞られましたが、楽天もまだ可能性があります。こちらが明日からのカードです」
  • パリーグマン:「ふむ、西武は無敵のマリンで1勝1分した広島とか。これは手強いかもしれんな。楽天も監督が代わってから好調のヤクルトとか……オリックスは?」
  • 笘篠賢治プロ野球ニュース):「なお、オリックスは次のカードが横浜だからチャンスですね」(※10日の放送で本当にこう言った><w)
  • パリーグマン:「ほほう……(ニヤリ)」

──いっぽうその頃、セリーグ軍の秘密基地では……

  • ボス(セリーグマン):「!! とまピョンにこんなことを言われていていいのか!?」
  • 横浜:「ボス、とまピョンっていう言い方は古すぎませんか」
  • ボス(セリーグマン):「うるさい! 横浜よ、お前はダメ星だが、やればできる実力は備わっているはずなのだ! 幸い明日からの先発には、エース三浦と好調のルーキー加賀が予想されるではないか。あとは打線が繋がれば……ええい、ダメ星には不似合いな最近のバントだエンドランだ進塁打だなんてものはみんな捨ててしまって、大洋らしく全員ブン回してこい!! 小賢しい作戦など放棄して、とにかく全方向にヒットを打って打って打ちまくる、それがお前の魅力であろう? 打者に例えれば三振かホームランか、それが鯨の野球だ。大体、今季のヒゲ禁止令からして馬鹿げているのだ。ヒゲのない鯨なんて!!!!」
  • 横浜:「ボス、任せてください。いま涌井に打撃を教わってきました」
  • ボス(セリーグマン):「うるさいうるさいうるさーい!!」

 こうしてセリーグマンを発狂させつつも、横浜は京セラドームへ旅立った。果たして横浜は、あの天井に打球がひっかかる魔境でオリックスに勝てるのか? ヒゲのない鯨の打線は蘇るのか、それともツルツルに光るアゴが星の輝きを生み出すのか!?
 ──続く……
※全体的に今回のネタは力尽きた感があります><w 前回のセリーグマン前編はこちらです。