【交流戦物語2010】無敵のマリンスタジアムに歯が立たないセリーグ軍。哀れ横浜までもがその餌食に……!!

  • ボス(セリーグマン):「ううむ、今季の我がセントラルはどうなっているのだ! 昨季の覇者・鷹には健闘していると思ったら他のチームにはボロカスで、なんと交流戦順位がパとセに二分されてしまったではないか!!」(※6月2日終了時)
順位 チーム 試合 勝数 敗数 引分 勝率 得点 失点 本塁打 盗塁 打率 防御率
ロッテ 16 11 5 0 .688 97 49 24 11 .299 2.99
西  武 16 10 6 0 .625 60 52 15 8 .255 3.17
オリックス 16 10 6 0 .625 87 65 17 2 .286 3.49
楽  天 16 9 6 1 .600 65 59 14 8 .268 3.37
日本ハム 13 7 5 1 .583 51 35 7 12 .264 2.22
ソフトバンク 15 8 7 0 .533 60 58 12 19 .251 3.71
巨  人 16 8 8 0 .500 61 75 29 10 .235 4.26
中  日 15 7 8 0 .467 51 63 12 9 .262 3.69
阪  神 16 7 9 0 .438 59 70 15 10 .260 4.01
10 広  島 16 6 9 1 .400 60 73 6 12 .251 4.40
11 横  浜 15 5 10 0 .333 48 68 7 8 .251 4.39
12 ヤクルト 14 2 11 1 .154 39 71 6 9 .214 4.35
  • ボス(セリーグマン):「それにしてもロッテの強さよ。確かに今季は開幕から好調でありはしたが、最近は故障者も多く青息吐息という話も聞く。だが結果を見れば、ロッテはマリンスタジアムでなんとここまで8戦全勝と、ホームゲームで稼ぎまくっているではないか! なぜロッテはマリンでこんなに強いのだ!?」
  • 中日:「ボス……そ、それが……」
  • ボス(セリーグマン):「おお、マリンで最初に対戦した中日だな。自慢の投手力と和田の噂のソーラーパワーを持ってしても、マリンでは勝てなかったのか?」
  • 中日:「いえナイターでしたので、和田のソーラーパワーはちょっと。それよりもマリンですが、実は……うっダメだぎゃ、こんなことを他人に言う訳には……!」(ダッ)(5/18:●中2-4ロ○ 5/19:●中1-3ロ○)
  • ボス(セリーグマン):「なんだ中日、ナゴヤドームの天井のように水くさいやつだな。ではお前に聞こうではないか、ヤクルト! 今季は不調とはいえ鳥球団同士の対決、マリンはどうだったのだ?」
  • ヤクルト:「……マリンには、な、なぜか横浜の吉見がいました……しかも……モゴモゴ……で、20点を奪われ……監督が辞任を……こ、これ以上はもう……!!」(ダッ)(5/21:●ヤ3-6ロ○ 5/22:●ヤ4-20ロ○)
  • ボス(セリーグマン):「おお、ヤクルト……いろいろあったのだな。しかし挫けてはいかん、まだ勝率的には08年の横浜よりも強いのだぞ。そうだ、横浜! 昨季までのダメ星よりはマシになったというお前ならば、何かを知っているであろう!?」
  • 横浜:「ボス、これを見てください。マリンは……マリンは……」
  • ボス(セリーグマン):「なんだ、夕刊フジではないか。お前はそんなものを読んでいるからダメ星になるのだ、早く捨てなさい……むっ、なんだこの記事は!?」

千葉マリンのビジター三重苦 選手からは悲鳴も

 何かとビジター球団泣かせのロッテの本拠地、千葉マリンスタジアム。強い海風、老朽化した人工芝に加え、最近はベンチ裏にも悩みの種が!?
 今季のロッテはロードが16勝14敗に対し、ホームは15勝6敗1分と圧倒的に勝率がいい。その背景として、本拠地の地の利も見逃せない。
 風速10メートルを超す不規則な「マリン風」、老朽化してデコボコの人工芝に足を取られ、けがをする危険とも隣り合わせだ。さらに29日、交流戦でマリンを訪れた横浜ナインを襲ったのは、困ったニオイだった。ビジター側のベンチ裏トイレからは、激しくむせる声や「オエ〜」という悲鳴が響いた。
 翌30日も状況は変わらず。選手会長村田修一内野手(29)は試合前に「メッチャ臭いですよ。やばくないですか」と顔をしかめた。3月のオープン戦はいなかった“第3の敵”。主砲は「まあ(マリンでは)2試合しかないんでいいですけど。パ・リーグじゃなくてよかった」と、あと1日の我慢を自らに言い聞かせたが…。
 試合は延長11回にサヨナラ負け。マリン2連戦は1点も取れず連敗に。村田も4タコに終わった。とはいえ、この日の風速は4メートル程度。人工芝に惑わされる場面もなし。だとすれば敗因は、やっぱりベンチ裏の…。
 尾花監督は「(渡辺俊の)対策はちゃんとしてるけど、(野手が)技術的に追いつかない。バント失敗、飛び出しアウト…。細かいことがなかなかできない」と自軍をバッサリ。決してニオイのせいではありません。(笹森倫)
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20100531/bbl1005311229003-n2.htm
  • ボス(セリーグマン):「なんということだ、ビジターの便所がくさいとは由々しき事態!! そうか、中日もヤクルトもだからあのように……横浜、このような言い辛いことをよく教えてくれた」
  • 横浜:「いえ、横浜ですから気にしないでください」(5/29:●横0-5ロ○ 5/30:●横0-1xロ○)
  • ボス(セリーグマン):「よし、この重大な情報をセリーグ最強のあやつに今すぐ伝えるのだ! そうでないと、あやつはきっと……」
  • 読売:「ボ、ボス……今マリンから帰ってきましたが、どうなってるんですかあそこは……し、紳士で上品な僕には……耐えられない悪臭が渦巻いていて……お陰で二日で19点も奪われ、得点は二日で僅かに1点……うっ、ゴホゴホ」(バッタリ)(6/1:●読0-11ロ○ 6/2:●読1-8ロ○)
  • ボス(セリーグマン):「遅かったか、紳士はこういうのには弱そうだと思ったのだ。ええい、我が軍にはあと誰が残っているのだ!?」
  • 広島:「ボス、わしらの根性を舐めてもらっちゃ困るけえの!」(6/9-)
  • 阪神「浪速の男は便所ぐらい10時間でも我慢するでぇ!!」(6/12-)
  • ボス(セリーグマン):「頼んだぞ、関西軍! セリーグの誇りにかけて、マリンを粉砕してくるのだ!!」
  • 横浜:「さあ二人とも、この夕刊フジを鼻に……」
  • ボス(セリーグマン):「それはやめなさい」
 こうして関西セリーグ軍は、横浜から託された夕刊フジを片手にマリンスタジアムへと向かったのである。その未来が明るいのか、はたまたくさいのかはまだ誰にも分からない……。  ──続く……  ※ちなみに、09年度版セリーグマンはこちらです。いつになったらセリーグマンが勝てる日がくるのか(;∀;)